どこの会社にもいるのではないでしょうか?
能力はあるのにへそを曲げている社員が。
そんな社員を前向きにするための方法です。
へそ曲がり社員とは?
上司との折り合いが悪かったり、組織の中で浮いていたり、気分屋であったり、自分の提案が通らなかったりと、へそ曲がり社員になってしまうにはいろんな原因があります。
へそ曲がり社員がいると、組織にとっては大変なマイナスです。
上司の指示を守らず、自分勝手に動いてしまうこともあります。
会社や上司の悪口を言いふらすこともあります。
会社の方針に反発をしてチームワークを乱してしまうことも。
もっともやっかいなのは、能力が高い社員がへそ曲がり社員になってしまうことです。
能力が高いだけに、他の社員を巻き込んでしまうこともあります。
このような状態だと辞めてもらうしか方法はないのでしょうか?
能力が高い人材はもちろんのこと、何らかの縁で会社に入ってきた人が不満をもったまま辞めていってしまうのはよいことではありません。
辞めるにしても、円満に出て行ってもらう方がお互いに幸せです。
感謝日記で、へそ曲がり社員を治す
そんな社員に対しては、曲がったへそを元の位置に戻しておく必要があります。
へそを曲げている原因は、会社や上司に何らかの不満があるからです。
自分の事が認められていないと感じているからでもあります。
こんな精神状態のときには、会社の方針にも、上司の指示命令にしても、何事に対してもネガティブに捉えています。
さらに、自分中心の考えに陥っていることが殆どです。
曲がったへそを元に戻すには、まずはじっくりと話を聞くことです。
上司と折り合いが悪ければ、人事や経営幹部が聞き役を担当します。
ポイントは、へその曲がった社員の話を聞くことに徹することです。
決して、聞く側が話の腰を折ったり、考え方を押しつけてはいけません。
話の腰を折った途端に、「結局、押しつけじゃないか、自分の意見は聴いてもらえない」と、またへそ曲がり社員に戻ってしまいます。
へそ曲がり社員からこれ以上もう話すことはないところまで徹底的に聞き終えたら 「感謝日記」を書くことを薦めます。
感謝日記の書き方
一日の仕事が終わったら、仕事でもプライベートでも結構です。
ちょっとしたことで構いません。
はじめは1行、2行でも問題はありません。
書き始めることが大切です。
しかし、思考がネガティブにあるときは、感謝することをみつけられないかも知れません。
それでも1日を振り返ってみれば、何らかのことが思い浮かぶはずです。
どんな些細なことでも結構です。感謝したことを3つ書き出します。
例えば、コンビニの店員さんの接客がよかった、道ばたに咲いていた花がきれいだった、会社の○○さんの挨拶が大きな声でよかった。
それぞれ、うれしかった、気持ちが和んだ、元気になった、これでも充分です。
感謝していいことです。
感謝日記は紙と鉛筆でも書けます。PCやスマホを使ってSNSに書いてもOKです。
SNSを利用する場合は、読み手は限定しておくことをおすすめします。
感謝日記の効果
感謝日記を三週間続けると思考は変化していきます。
今までは自分中心だった意識が「他者」へ向っていくようになります。
そして、物事の見方が広くなったと感じはじめます。
ネガティブだった思考は、ポジティブに変化をしていきます。
今まで自分はなんて小さな事にとらわれていたんだろうと感じるようになればもう大丈夫です。
曲がったへそが元通りになります。
へそ曲がり社員が元にもどれば、マイナスがプラスに転じるわけです。
-10が+10になれば、20もの能力が増えたことになります。
能力の高い人が本来の力を発揮すれば、会社にとっては非常に大きな戦力になります。
もっと効果を高めるためには、会社の経営幹部など信頼できる会社の上司に、日々の感謝日記を読んでもらい、ポジティブな感想を書いてもらうことです。
誰かが見るとなれば、より真剣に考えて書くようになります。
上司が感謝日記をポジティブに捉えて感想を書いてくれることで、認められている実感がもてます。
これで自己重要感はさらに上がっていき、今までとは全く違った活躍を見せてくれる社員もいました。
なにより感謝日記を書くことによって、公私ともにポジティブになったことが最も大きな効果です。