心理的安全性とチーム力を高めるコミュニケーション・ワークショップ
楽しく学べて腹落ちし、すぐに仕事で活用できるワークショップです。
Googleのプロジェクトで生産性を高めるために必要だとされた心理的安全性。
書店にも心理的安全性に関する書籍が数多く並んでいます。 果たして、心理的安全性の高いチームとはどんなチームでしょうか?
「心理的安全性が高いチーム」とは?
「恐れのない組織」エミリー・C・エドモンドソン著(英知出版)によれば
「みんなが気兼ねなく意見を述べることができ、自分らしくいられる文化」と書かれています。
その結果として「対人関係の不安を最小限に抑え、チームや組織のパフォーマンスを最大にできる組織」になります。
私どもでは、「職場の人は信頼できる仲間であり、社員一人ひとりが会社に貢献しており自己有用感の持てる組織」と考えています。
しかし、心理的安全性の高い職場・チームをつくるのを阻害している要素があります。
組織の心理的安全性を阻む3つの理由
自己保身
意見を言っても無視される、バカにされる、無能だと思われる、頭ごなしに叱られ、これでは、意見を言うことを止めてしまいます。
「言ったところで何も変わらない」と思う組織であれば、従業員は口をつぐみます。
余計なことをいって、評価を下げられたくない、能力が低いと思われたくない、あえて社内の人間関係を悪くしたくないと考えれば、黙って自己保身を図るのも仕方ありません。
しかし、市場や経済環境の変化が激しく変わる現在では、経営幹部だけの知見では対応できないことも増えてきました。
なかでも、ITの分野については若い社員の方が遙かに素晴らしい知識を持っています。
経営幹部や上司は、部下よりも経験豊富ですし、部下よりもある分野では能力が高いのは当然です。
さらに、部下から意見を聞くことができれば、より素晴らしい結果を出すことも可能になります。
それをみすみす失ってしまうのは、あまりにももったいない事です。
業務責任と過信
部下だったころは営業成績が抜群で明るかった社員が、部下を持つ管理職になった途端に厳しくなることがあります。
その原因は、プレッシャーによることも大きいのです。
管理職になると、自分の営業成績に加えて、部下の営業成績にも責任を持つようになります。
すると、部下の管理と部下の営業成績が気になり、部下に指示命令を出すことが多くなります。
指示命令が多くなれば、部下に暗にプレッシャーを掛けてしまうことになり、部下に意見を求めることも聞くことも少なくなり、窮屈な組織やチームとなってしまいます。
また、経営幹部や上司の能力が高く、成功事例が多い場合も、部下に意見を求めません。
部下が意見を言っても、「それじゃあ、上手くいかない」などとして否定されてしまうことが多く、部下は黙ってしまいます。
ミスが許されない
従業員が減り、一人当たりの仕事量が増える中、「指示されたことは出来て当たり前」といった考えを持っている職場やチームは「できなかった」ことを追求します。
しかし、出来なかったことを追求されれば、必ずといっていいほど自己防衛のために「言い訳」をしはじめます。
決して、出来なかった本当の理由を語ることはありません。
これでは何の改善もなくまた同じ事を繰り返すことになってしまいます。
「チャレンジしろ」と挑戦したものの、成功できないこともあります。
不確実な時代だからこそ、チャレンジしなければ成果は得られません。
チャレンジが成功しないことも覚悟しておくべきです。
ところが、口では「チャレンジしろ」と言うのに、失敗すると嫌な顔をされたり、批判されたり、評価を下げたりすれば、誰もチャレンジをしなくなります。
チャレンジしたことの中には、上手くいったこともあるはずです。
上手くいかなかったこと、上手くいったことを客観的に評価することが、次の成功につながります。
決して、チャレンジして上手くいかなかった担当者を責めてはいけません。
前向きなチャレンジをした担当者に対して、高い評価をする組織にしていく必要があります。
心理的安全性を高める5つのメリット
創造性が高まる
自分のアイデアや意見を自由に表明することができ、自分の考えを積極的に発信できます。
このような職場環境であれば、メンバーが新しいアイデアや提案を出し合い、創造性に富んだ解決策を見つけ出すことができます。
チームワークの向上
メンバーが自由にコミュニケーションを取り、お互いをサポートし合うことができます。
そのため、メンバー相互間の信頼関係が築かれ、協力して問題を解決することができます。
メンバーの成長
メンバーが自分の弱点や課題を自由に話し合い、改善するためのアドバイスを受け取ることができます。
また、自分自身がリスクを取って新しいアイデアを出すことができるため、メンバーは自己成長する機会を得ることができます。
ストレスの軽減
メンバーがストレスを抱え込まず、自分の感情をオープンに表現することができます。
そのため、メンバーはストレスを軽減し、健康的なメンタルヘルスを維持することができます。
チーム・パフォーマンスの向上
メンバー同士が自由に意見交換を行い、問題を共有し、解決策を見つけ出すことができます。
このような環境では、チーム全体のパフォーマンスが向上し、目標を達成するための努力がより有効になります。
心理的安全性とチーム力を高めるには?
心理的安全性とチーム力を高めるためには、阻む3つの理由を排除し、みんなが気兼ねなく意見を述べることができ、自分らしくいられる組織になることが必要です。
その結果、職場の人は信頼できる仲間であり、社員一人ひとりが会社に貢献しており自己有用感の持てる組織になり、チームや組織のパフォーマンスを最大に発揮できるようになります。
気兼ねなく意見が言えなかったり、失敗を追求してしまうのは、これまでの経験から身についた社員や組織の価値観や信念であることが殆どです。
価値観や信念を良い方向に変化させるには、思考と言葉を変えていく必要があります。
それには、プレイズ(コミュニケーション)・ワークショップで、良い思考と言葉を体験することで腹落ちし、納得感があり、最も効果があります。
コミュニケーション・ワークショップの目的
コミュニケーション・ワークショップの内容
▶アイスブレイク
▶コミュニケーションの基本「傾聴」
ワーク:悪い傾聴、4つのポイントを抑えた傾聴
内容:コミュニケーションの齟齬が起きる大きな原因に価値観の違いがあります。
価値観を出す話し方・聞き方と出さない話し方・聞き方で、どのような感じ方の違いがあるのかを体験していただきます。
効果:正しい聞き方・伝え方がわかり、思い込みが解消され、仕事が適正に進み、仲間との信頼関係を築けます。
▶プレイズ・シャワー
ワーク:仕事で努力したことを発表し、グループ内の他者からポジティブな評価を受けます。
内容:できていないことやネガティブな面を評価せず、できていることや長所、ポジティブな面を“OKメッセージ”として評価することによって、どのような感じ方の違いがあるのかを体験していただきます。
効果:できていること、長所を仲間から認められることで、自己有用感が高まります。また、仲間のことも認められるようになるため、関係性が良くなり、チームワークが向上するため、パフォーマンスも伸びていきます。
▶問題思考・解決思考
ワーク:ある事項について、問題思考と解決思考で質問をします。
内容:同じ事項に対して、過去の問題点について原因追及する思考での質問と問題解決のために未来に向けた思考での質問をおこなって、どのような差があるかを体験していただきます。
効果:これまでの問題点を追求する思考が課題解決型のポジティブな思考に変わり、建設的な意見が出るようになり、仕事に対しても前向きになれます。その結果、問題解決に向けて具体的行動ができ、業績が伸びていきます。
▶価値観を知る
ワーク:仕事や会社に対するイメージを言語化します。
内容:仕事や会社に対するイメージを言語化し、自身の価値観と相手の価値観の一致点や相違点を理解します。また、重要なキーワードをピックアップした理由をグループ内で発表し、共有していただきます。
効果:自身の価値観を知り、他者は自分と違った価値観であることを認めることで、相手の価値観を否定することがなくなるため関係性が良くなり、多様性を活かし、発想を豊かにすることができます。 また、お客様との関係性が良くなり、リピート率があがります。
▶解決サポートグループ
ワーク:解決を援助するためのグループワークをします。
内容:課題などの問題解決に向けて、仲間の多様性のある意見を活かすことで、自身の発想を広げて、今まで思いつかなかった解決策を見つけていきます。
効果:問題解決の際に起こるストレスをバイパスでき、多様性のある前向きなエネルギーが高まります。そして、問題解決等に向けて実行できる方法を見つけることができ、業績向上に貢献します。
▶シンプルなコーチング
ワーク:シンプルなコーチングモデルを行います。
内容:シンプルなコーチング技術を使いコーチ役、クライアント役に分かれて、コーチングされることによって、意識や言動がどのように変化して行くのかを体験していただきます。
効果:コーチングを受けることにより、個人や組織のテーマや目標を達成させるためのモチベーションがあがり、方法論が明確になります。また、チーム内やお客様との間でもコーチング技術が活用でき、業績向上に貢献します。
▶目標達成のためのスモールステップ
▶目標達成のためのスモールステップ
内容:目指す目標を設定し、目標を達成した時の状態をイメージし、実現するためのプラスの要素を見つけ、目標達成までを10段階に分けます。現状を点数化し、1~2点アップするための具体的な行動を考えて実行します。
効果:目標を達成するまでのステップを作り、自律的に行動して1つ1つのステップを上がって行くことで、小さな成功体験を積んで自信を付けて能力を向上させ、目標達成をすることができます。
プレイズ(コミュニケーション)・ワークショップのコース
プレイズ・ワークショップ半日コース(約3時間)
3時間30分コースの内容
▶アイスブレイク
▶コミュニケーションの基本「傾聴」
▶プレイズ・シャワー
▶問題思考・解決思考
プレイズ・ワークショップ1日ベーシックコース(7時間)3時間30分を2回実施する分割タイプも可
1日(7時間)コースの内容
▶アイスブレイク
▶コミュニケーションの基本「傾聴」
▶プレイズ・シャワー
▶問題思考・解決思考
▶価値観を知る
▶解決サポートグループ
▶シンプルなコーチング
▶目標達成のためのスモールステップ
プレイズ・ワークショップ2日間標準コース(7時間×2回)
前期1日、1ヶ月後に後期1日
前期1日
1日ベーシックコースと同じ内容
後期1日
▶前期の振り帰り
▶スモールステップの実践の結果共有
▶ヒーローインタビュー
▶ポジティブになれるアンカー
▶言葉を肯定的に変化させる
▶本音を引き出す問いかけの技術
▶目標達成に向けたステップづくり
オリジナルコース
御社のご希望や日程に応じて、プレイズ・ワークショップのプログラムをつくります。
期間については、前期2日間・後期2日間、3時間を月1回継続的開催などに対応できます。
内容については、上記コースを深めた内容、目標設定を中心にした内容、コーチング・1ON1ミーティーングなど、も可能です。
プレイズ(コミュニケーション)・ワークショップの進め方
プレイズ(コミュニケーション)・ワークショップの進め方
それぞれのワークは、グループ分けをして進行します。
ワークで感じたこと、変化したこと、気付いたことなどは、グループの代表者が発表をして、全体で共有をして、学びを全社的に広げていきます。
プレイズ(コミュニケーション)・ワークショップのグルーピング
ワークショップは、全社、部課長などの階層別、事業所・部課などのチーム単位、職種単位、新入社員、中途採用者単位などで実施が可能です。
ちょっとしたことの積み重ねでチームは変わる
人や組織の欠点や足りないところを指摘して補うのではなく、いま持っている人と組織の能力や強み、経験から上手くいっているところを見つけて、伸ばしていくことのほうが、チームの心理的安全性ははるかに高まっていきます。当然、業績も伸びていきます。
良いところを認め合う、傾聴をする、たったこれだけのことかもしれませんが、これでチームは確実に変わっていきます。
心理的安全性の高いチーム作りは難しいとお考えではありませんか?
大上段に振りかぶって、チームを変えるぞと、がんばってみても上手く行かないことの方が多いのです。
これくらいならできそうと思えるちょっとしたことを積み重ねていけば、チームの心理的安全性は高まっていきます。
考え方と言葉を変えていただければ、チームは確実に変わっていきます。
元大リーガーのイチローさんも言っています。
「小さなことの積み重ねがとんでもないところへ行くただ一つの道」だと。
考え方と言葉を変えるには、理論だけでは定着しません。
実際に体験して、腹落ちさせることが不可欠です。
コミュニケーション実習を通じて、言葉と思考をポジティブに変え、チーム内の信頼関係を築き、心理的安全性を高めて、業績を向上させるためのワークショップが、「心理的安全性とチーム力を高めるプレイズ(コミュケーション)・ワークショップ」です。
プレイズ・ワークショップ参加者の声
課長からの指示が未達の場合には「なんでできないんだ?!」と叱責に近いことを言われるので、社員は黙ってしまいます。
ところが、研修後は課長からの一方的な指示ではなく「君たちなら、どうしたい?」「もっといい方法はあるかな?」に変わりました。
普段、褒められることが少ない部長が、一番喜んでワークに参加している姿をみて親近感がわいた。
支店長と副支店長のコミュニケーションが悪く、ギリギリまで指示がなく現場は混乱をすることが多くなっていました。
支店長、副支店長ともに相手のよいところを見るようになってから、コミュニケーションの頻度が増えていきました。
結果として、指示は事前に出るようになり、支店内のミーティングもスムーズに運ぶようになりました。
ワークショップ自体が楽しく、あっという間に時間が過ぎた。
いつもはやって当たり前だと思っていたので、感謝の気持ちを伝えたことはなかった。でも、ワークを通じて感謝を伝えることで、社内の人間関係がよくなった。
ワークショップ自体がポジティブな雰囲気に包まれていて、肯定されること、認められることの大切さを実感した。
そのおかげで、社内でよりよい人間関係が築けるようになってきた。職場で笑顔が増えいい雰囲気で仕事ができるようになった。
ミスはしたくてしているわけではないので、反省はしています。
自分が悪いとわかっていても、原因を追及されるのは辛いです。
「どうしたら、解決できる?」と聞かれたときには、次はなんとかしてやるぞとやる気になっている自分に気付きました。
ファシリテーター プロフィール
牧 泰嗣 株式会社マクウェルエンパワー 代表取締役
「組織を変えるのは、そんなに大変なことではない」をモットーに、心理的安全性の高いチームづくりのためのコミュニケーション研修(ワークショップ)を開催し、思考と言葉を前向きにしている。
ワークショップに参加すると、社内の人間関係はもちろんのこと、夫婦や家族間の関係性改善にも効果があると好評を得ている。
教壇にたった経験から、ワークショップやセミナーはわかりやすいと評価されている。
また、自ら考え、行動し、成果を上げ続ける「自律型組織」づくりのコンサルタントでもある。
米国NLP協会認定NLPマスタープラクティショナー
米国NLP協会認定コーチ
日本経営士協会登録 経営士
お申込までの流れ
STEP1 下のフォームからお問い合わせください。
または、無料のZOOM個別相談を、下のフォームからお申込下さい。
STEP2 プラン・御見積のご提示
ご希望を反映させた研修プランと御見積をご提示します。
STEP3 ご契約
研修の内容と御見積にご納得いただけましたら、契約をいたします。
ご納得いただけなければ、契約は致しませんので、ご安心ください。
STEP4 研修スタート
研修日時を決めて、プレイズ・ワークショップ研修を行います。
標準料金:半日コース 20万円(税別)~
1日コース 35万円(税別)~
※教材費は別途ご参加人数1名当たり1,000~1,500円(税別)程度掛かります。
※16名様以上参加の場合は別途料金になります。
お問合せ
興味を持たれたら、ぜひお問い合わせください。
そして、最も良く理解していただけるのが、体験をしていただくことです。
「プレイズ・ワークショップ」のお問い合わせ、お申し込みは下のフォームに必要事項を記入して送信してください。
ワークショップ開催の日時は、お申込みをいただいた後に調整をいたします。
なお、同業種の方は参加できません。
お問合せフォーム
※個人情報保護について
お申込みいただいた個人情報は、厳重に管理し、当社が定めるご案内目的以外、法令に定める場合を除き、個人データを事前に本人の同意を得ることなく、第三者に提供しません。
※領収書について
PDFにて発行を致します。
なお、銀行振込の場合は銀行振込明細書(振込受取書)を領収書としてご利用いただけます。
※キャンセルについて
お客様のご都合によりキャンセルをされる場合は、体験ワークショップ開催の5営業日前までに事務局までご連絡ください。
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