会社にとって必要なのは、優秀で会社の方針に向かって自発的に働ける社員です。
会社にとって厄介なのは、能力はあるのに、会社の方針に逆らって、自分勝手に動いてしまう社員でしょう。面従腹背なら、さらに困ってしまいます。
ひょっとして、そんな社員はどこの会社にもいるのではないでしょうか?
能力はあるのにへそを曲げている社員が。
へそを曲げている社員
上司との折り合いが悪かったり、組織の中で浮いていたり、気分屋であったり、自分の提案が通らなかったりと、へそを曲げるにはいろんな要因はあるはずです。
へそを曲げた社員がいると、組織にとっては大変なマイナスです。
上司の指示を守らずに、勝手に動いてしまうこともあります。
会社の方針に反発をしてチームワークを乱してしまうことも。
ここまで来てしまうと辞めてもらうしか方法はないのでしょうか?
能力が高い人材はもちろんのこと、何らかの縁で会社に入ってきた人が不満をもったまま辞めていってしまうのはよいことではありません。
辞めるにしても、円満に出て行ってもらう方がお互いに幸せです。
前向きな社員にする
そんな社員に対しては、曲がったへそを元の位置に戻しておく必要があります。
へそを曲げている原因は、会社や上司に何らかの不満があるからです。
自分の事が認められていないと感じているからでもあります。
こんな精神状態のときには、会社の方針にも、上司の指示命令にしても、何事に対してもネガティブに捉えています。
さらに、自分中心の考えに陥っていることが殆どです。
第1ステップ
曲がったへそを元に戻すには、まずはじっくりと話を聞くことです。
上司と折り合いが悪ければ、人事や経営幹部が聞き役を担当します。
ポイントは、へその曲がった社員の話を聞くことに徹することです。
決して、聞く側が話の腰を折ったり、考え方を押しつけてはいけません。
第2ステップ
その上で「感謝日記」を一日の仕事が終わったら書くことをお薦めしています。
思考がネガティブにあるときは、感謝することをみつけられないかも知れません。
どんな小さなことでもいいので、3つ書き出してみます。
これを3週間続けると思考は変化していきます。
今までは自分中心の意識が「他者」へ向っていくようになります。
ネガティブだった思考は、ポジティブに変化をしていきます。
そして、自己重要感が高まり、物事の見方が広くなったと感じます。
今まで自分はなんて小さな事にとらわれていたんだろうとも感じるようになり、曲がったへそが元通りになります。
もともと能力の高い人が本来の力を発揮すれば、会社にとっては大きな戦力になります。
感謝日記
感謝日記は、紙と鉛筆があれば書けます。
また、社員のグループSNSに「感謝メッセージ」を書き込めば、社員全員が見られます。
誰かが見るとなれば、より真剣に考えて書くようになります。
そして「感謝メッセージ」を見た全員が前向きな気持ちになれる効果もあります。
会社の経営幹部など信頼できる会社の上司に、感謝日記を読んでもらい、ポジティブな感想を書いてもらえばさらに効果的です。
上司がポジティブに捉えて感想を書いてくれれば、認められた実感がもてます。
これで自己重要感はさらに上がって、今までとは全く違った活躍を見せてくれる社員もいました。
なにより感謝日記を書くことによって、幸せを感じることが最も大きな効果です。